2021年の稽古日誌

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稽古日誌

独り稽古に持ち帰れる、一連の流れを。

2021年最後の稽古は総勢9名。稽古納めということで、私が一番基本と思って意識している基準から派生する稽古の中で、ひとり稽古に適したものを一連の流れにしました。

  • 二線体重移動(右路左路の壁・楔の意識)
  • 木刀水平上げ下げ
  • 腕振り
  • 木刀を使って運手
  • 木刀水平での二線体重移動
  • 物打ち固定での二線体重
  • 盤旋功で青岸の左右切り替え

稽古のメインはひとり稽古です。工夫の糧になれば幸いです。皆様、どうか良いお年を!

後拝刀で、基準と感覚のずれを確かめる。

前々から一度やらねばと思っていた「後拝刀(光背刀)」をメインに稽古しました。

  • レノ字立ちと合足の入れ替え
  • 路を固定して後拝刀の半分
  • それを対練で(刀の面が揃うように)
  • 後拝刀
  • 先週やったペンギン通しからの指への通し
  • 青岸との関連

後拝刀は単純ですが要素が詰まっているので、基準と感覚の乖離を見る試金石になります。これだけを稽古する必要はないと思いますが、思い出した時に試みると確認になるので、今回はいい機会でした。

次回(12月21日)は本年最後の日吉稽古です。青蓮で忘年会をしましょう♪

手首から身体を通す。Mさんの稽古記録。

昨日の日吉は珍しく3名で充実した、とても贅沢なお稽古でした。内容は大まかに①起勢と合掌功

②刀を持って、一線の上げ下ろし

③刀を持って、一線歩行でした。

稽古では、まず手、特に手首を通す事からはじめました。手首は今迄、指を地面に突き刺すように伸ばそうと思って、どうしても手首が折れてしまったりして、自分の課題の一つでした。

まずは手首を伸ばしていただいて、はじめは指先を反って通すという事から。ペンギン風スタイルで少し慣れてきたら、転糸を使って手の甲が前を向いた状態で指先を下に向けての起勢。これを何度も練って行きました。

この時、肘の窪がしっかりと前を向くと、クワの部分にも連動して転糸がかかったようになって自然に開き、胸も広がったおかげで、その中に落ちながら手が上がって来た感じがしました。まだまだ肘の窪のコントロールが甘くて、難しいですが。

そして胸の高さ迄手を上げた時の肘も、肘がしっかりと座ると、肩と腰の四隅がしっかりとして、安定感がずいぶんと違いました。

その手で刀を持つと、またまた問題が。やはり手首が折れてしまいます。そしてもう一度戻って、刀を持つように素手で右手のひら上向き、左手のひら下向きでの起勢、そしてつぎにそれを斜めに行ってからの一線での刀の上げおろしとなりました。

一日、ずっと手首の事をやっていたら、だいぶ変わってきつつあるような気がしました。手首の事は手首だけでやるんではないのです。とのMさんからのお言葉が。手首は腰とつながっているんですか?との質問に、もちろんです。と軽快に答えていただきました。

この所の課題に少し光を感じました。寝て忘れてないと良いんですが。

一緒に練習していたSさんも、すご~い!、気持ちいい~!いろいろ感嘆詞を連発して二人で楽しんで練習させていただきました。ありがとうございました。

基本に戻って、盤旋功と纏を練る。

総勢6名での稽古でした。初心の方がいらっしゃったので、基本に戻って盤旋功と纏に焦点を当てた稽古をしました。

  • 【自由稽古】順逆
  • 手を鼠蹊部に当てての盤旋功
  • 合掌での盤旋功
  • 掌水平での盤旋功
  • 盤旋を伴うまとい
  • 木刀を開手でキープしつつの盤旋功
  • 纏ふたたび

基本に戻ったことで、一人一人、課題が見えたように思います。やはり刀禅の基本は抽象性が高い分だけ内容も濃いです。出来ていないことが見えるのはむしろお祝いです。稽古の価値はそこにこそあるのだとつくづく思います。練って参りましょう。

合掌功から、身体の連動を紐解く。

総勢7名での稽古でした。前回、合掌功に案外課題が多いことに改めて気づいたので、合掌功を皮切りに、それにまつわる諸々を紐解いてみました。

  • 合掌功
  • 斜めの合掌功
  • オメガを伴う二線体重移動
  • 踵とクワの連動
  • 合足での踵とクワの連動
  • 合足での木刀取り上げ
  • 一線合掌功
  • 一線での木刀取り上げ

多方面に展開したようですが、根っこは合掌功です。一見地味に見える稽古の中に豊かさを感じてもらえたら嬉しいです(^^)。

合掌功を通して、姿勢とアーチをつくる。

おそらく最多、初参加のSさん、京都のIさん、舞扇のKさんを迎えて、総勢10名での稽古でした。いい機会なので基本に戻り、合掌功とそれに関連する姿勢の作り方とアーチの作り方を中心に練りました。

  • 【自主稽古】太極拳の起式と木刀の取り上げ
  • 合足の合掌功
  • 同じ要領で木刀の水平揚げ
  • 壁を使った力の通し
  • アーチの基本
  • 肘の位置と腕の置き方の基本
  • 改めて合掌功

姿勢を整えることで浮き上がるように刀が上がる妙を体験できたのは素晴らしいことです。Sさん、おめでとうございます!素敵な瞬間に立ち会えたことを誇りに思います♪アホほど地味な基本稽古ですが、初めての方にとっても熟練者にとっても実りがあるのが素晴らしいところです。肝稽古も楽しゅうございました!これからも焦らず練って参りましょう♪

合足の歩行から、二線球磨の対練へ。

総勢5名での稽古でした。今日は合足での歩行をメインにじっくりやろうと思っていたのですが、思いの外、胸を含む姿勢がきれいに整いだしたので、そのまま二線球磨の対練に繋げました。最後に少しだけ、太極拳を使って練りました。

  • 自主稽古時間:軽く燕飛の復習
  • 合掌功
  • 木刀を持っての合掌功
  • 木刀を持っての合足での歩行
  • 対練で二線球磨での圧の吸収
  • 歩行を伴う二線球磨
  • 太極拳(第一金剛搗碓まで)

皆から刀禅特有の良質の力が感じられて感無量です。二線球磨で圧のやり取りができるようになると身体の変化が一段と進みます。これからが楽しみです♪

刀の持ち方から、青岸と基盤の関係へ。

総勢9名での稽古でした。初心の方を交えてということで、刀の持ち方からはじめて、青岸の基準と基盤の関係をベースに稽古しました。

  • 木刀の持ち方
  • 青岸の基準
  • 順勢と逆勢
  • 椅子に座っての盤旋功
  • 木刀を水平に構えて盤旋と平行四辺形の関係を確認
  • 確認としての合掌功

地味ですが、今回やった平行四辺形の意識と盤旋のすり合わせは大切です。盲点だったようなので、これもじっくりやりましょう。今回3回目の方からとても良い圧が出ているのを目の当たりにして、改めて刀禅の練功性の高さを感じました。肝稽古も含めて、良か晩でございました(^^)!

ひとつの動きに、積み重ねた稽古がある。

総勢8名での稽古でした。例によって一線の順逆を意識した稽古ですが、今回は、基礎からはじめて、木刀を合わせて順逆までの一通りを駆け抜けました。

  • 合足の合掌功
  • 合掌功の手を後ろまでまわすと腕振りになる
  • レの字立ちで合掌功(後ろ足重心)
  • 前足重心での一線の合掌功
  • 刻歩
  • 青岸で刻歩
  • 一打三足で青岸の左右の入れ替え
  • その対練(これが結構大事)
  • 片方の一重身を保った状態で順逆
  • その対練

ようやく木刀を合わせての順逆に辿り着きました。精密性も大事ですが、木刀を打ち合わせるという体験そのものも大切です。最終的に行った単純な「順逆」の中にいかに濃密なものが隠れているかを感じていただけたら十分と思います。今回の分解は私なりのけいろですが、いつか、ご自身の感性で順逆の分解を生み出していただけたら、今日の稽古の価値があったというものです(^^)。

道具を手がかりに、自分の身体を知る。

総勢8名での稽古でした。例によって一線の順逆を意識した稽古です。木刀を活用して、3次元的な基準を意識する稽古に集中しました。

  • アーチの復習+合掌功
  • 壁を使って背中の位置を確認(ペットボトル2本作戦)
  • 一線でアーチ作り+合掌功(後ろ足体重)
  • レの字立ちでアーチを維持したまま前後体重移動+合掌功
  • 木刀で平面を作り、両手を正面方向平行に維持した状態で刻歩
  • それを対練で
  • 木刀の面は維持したままで右路左路転換
  • 青岸で同じ動きを(対練込み)

木刀や腕で作った3次元的な基準と、路で確実に一線を捉える動きが身体の中の動きを要求します。基準を決めることで内動が生じるのは刀禅の醍醐味のひとつです。そして、19:00から稽古ができたおかげで、じっくりと対練ができました。対練の外圧は独り稽古ではなかなか得られません。大変良い時間でありました。

基準を守りながら圧力をやり取りする過程で、自然と姿勢が整う様子が見られました。眼福眼福♪

基本の中に、それぞれの発見がある。

総勢7名での稽古でした。初心の方がいらっしゃるということで、最近テーマにしている一線での順逆を意識しつつ、それを形作る内圧を練りました。

  • くの字立ちで背中のアーチを意識した片手の合掌功(片手なのに合掌とはこれ如何に)
  • 同じ意識で合足の合掌功
  • 木刀垂直保持で、垂直水平を維持したままで取り上げ
  • 同じく前後動
  • 青岸での取り上げ

頭から踵までを貫く垂直性・骨盤と肋骨弓が作る水平性・足と背中が作るアーチ構造の全てが協力して内圧が動作を生み出し、その内圧が手足の動作を生み出します。基礎的な稽古と動きを伴う稽古を繰り返しながら、この原理を身体に練り込んで参りましょう。

順逆の稽古を、一緒に深める。

総勢5名での稽古でした。前回から引き続き、一線の中での順逆をテーマに稽古しました。

  • 【自由稽古】右路左路転換と城郭勢
  • 右路左路転換の足の動き(踵への圧を意識しながら)
  • 同じ足捌きで青岸の転換
  • 身体は同じ路のままで木刀の左右転換
  • 木刀は青岸の位置で動かさずに右路左路転換
  • 路を固定して刻歩
  • 一刀両段

Sさんが良いアイディアを出してくれたお陰で、理解が一気に深まりました。ありがとうございます!お互い深め合える稽古ができているのは幸せなことです。このテーマは大事なので、もう少し続けて行きましょう。

一線の中で、順逆を切り替える。

総勢6名での稽古でした。一線の稽古の一環で、順逆をテーマに稽古しました。

  • 一線立ちでの四隅の位置を確認
  • 一線立ちで、逆での片手持ちと両手持ちの切り替え
  • 同じことを順で
  • 四隅を固定して順逆の切り替え
  • 対練で基準を確認しながら同じ動作を

単純な動作ですが、それを支える踵への玄を感じていただけたと思います。この玄は刀禅の基本のひとつです。順逆はこれを体感するのにもってこいですが、実は普段の動作の中にも使われています。これはしばらく集中的に行って、身体に馴染ませていきましょう。

普段の動作が変わってくるはずですので。

盤旋と順逆。相手と基準を確かめ合う。

久しぶりのMさん、Kさんを交えて、8名での稽古になりました。最初の30分は、Mさんとは背中の作り方、慣れているSさん、Mさんのおふたりには青岸での一線歩行を丁寧にやっていただきました。その後は、盤旋と順逆をテーマに練りました。

  • 木刀を腹に据えて合足の盤旋功
  • 背中の意識を明確にするために、同じことを壁とペットボトルを使って。(Hさんから、ペットボトルの位置が一線からズレる問題を指摘して頂く。ごもっとも。意識の練習にとどめた方が良さそう。)
  • 対練で、木刀の位置を確認しながら同じ動きを。
  • 同じ対練を青岸の位置で

今日は刀と四隅を一致させる稽古に終始しましたが、このまま正しく続ければ順逆打ちを稽古に加えられそうな手応えを感じています。これまでの稽古の中にも関連する要素が詰まっているので、より味わい深くなるはずです。引き続きじっくりいきましょう。

自分では見えない背中を、道具で確かめる。

新しい方を交え、総勢8名での稽古でした。コロナの影響で会場の時間が早まった影響で、最初の30分はメンバーに合わせた基礎稽古、残りの90分を濃厚稽古に当てました。

  • 【最初の30分】アーチの作り方と立ち方の基準
  • 竹尺を利用して背中の張りを確認
  • そのまま二線の体重移動
  • ペットボトルを利用して背中の位置を確認
  • その意識を維持したままで合掌功

小道具は、それを使って練る効果もありますが、自分では見えない背中の位置の確認に便利です。自分の感覚と現実は常にずれているので、冷徹な現実の確認はどうしても必要です。普段の稽古に活用していただければと思います。

合掌功で、背中の位置を確かめる。

お盆を挟んで2週間ぶりの稽古は総勢6名で行いました。今日は、背中の意識を確認する意味で合掌功をメインに稽古しました。最近自分で試していて、比較的効果があるように感じている秘密道具(ペットボトル2本を背中に入れる)を紹介しました。

  • 壁と小道具を使って背中の位置確認
  • その状態で合掌功
  • 壁無しでの合掌功
  • ひとりは壁を背中に、もう一人は通常のアーチで、打拳で順番に圧を掛け合う
  • 一線の打拳で圧の掛け合い

ちょっとした小道具は使いつつ背中の位置を確認・調整しましたが、この位置調整が踵への圧を増してくれることを感じてもらえたら御の字です。今回強調した基準は、アーチと連携すると身体のまとまりが格段に増します。この要素も意識しつつ練って参りましょう。

初心者も熟練者も、同じ形の中で。

8名での稽古でした。舞扇からTさんが初めて参加して下さいました。初心の方がいらっしゃったということで、刀禅の基本となる基準の取り方の説明からはじめて、合掌功を題材に基本をじっくりと練りました。

  • 用語や基本練功の目的を説明
  • 二線体重移動をしながら姿勢と軸同士の位置関係を説明
  • 合足での合掌功
  • 合足でのアーチ作り
  • レの字立ちでの合掌功
  • 一線のアーチ作り
  • アーチの連携を意識しながらレハでの一線転換

いつも同じことを言ってしまいますが、初心者と熟練者が同じ形の中で高密度な稽古が出来るのは刀禅の醍醐味のひとつです。今回も、新しい方にとっては姿勢と基準作りに、長く続けている方にとってはより精妙な連携を抽象的に内包する稽古になったと思います。

また、アーチで作った踵への強い圧を漏らさずに移動するには、守るべき基準を意識しながら丁寧な稽古を繰り返すのが一番です。じっくり練って参りましょう!

相手からの圧を、独り稽古へ持ち帰る。

4名での稽古でした。久しぶりに少人数だったので対練を中心に一線を練り込みました。

  • 拳をふたつ合わせて一線歩行・刻歩
  • 1本の木刀を一線内で水平に持って歩行・刻歩
  • 同じことを独り稽古で
  • 同じ要訣を満たしながら青岸で歩行・刻歩
  • 木刀を一線面内に浮かせて歩行・刻歩

以前からやりたかった、対練の圧をもらう→それを独り稽古で練るのフィードバックを試みた形です。ただ、対練の圧が基準を崩す場面がちらほら見受けられたので、そこは独練で丁寧に練る必要があります。このバランスはいつも課題です。丁寧に参りましょう。

基準を守って、練功を積み重ねる。

久しぶりのKさん、(何とも言えぬ経緯で)初参加のNさんを交えて、総勢9名での稽古でした。テーマは一線ですが、せっかくの機会なので基本となる基準を強調して基本練功に終始しました。

  • 合足でのアーチ作り
  • アーチを維持したままで二線体重移動
  • 木刀合掌で合足一線歩行
  • レの字立ちでのアーチ作り
  • アーチを維持したままで一線歩行

慣れないうちは意識する事が多くて大変ですが、基準を守るからこそ起こる内部運動がわかってくると、稽古の密度がグンと上がります。もちろんその先もありますが、焦らず、練功を貯金していくつもりでじっくりと練り込んで参りましょう。

独り稽古の積み重ねから、一線球磨へ。

総勢7名での稽古でした。準備が整いつつあり、兼ねてより目論んでいた一線球磨をメインに稽古しました。

  • 独練での一線歩行
  • 一線基準の説明
  • 一線の引き球磨
  • 一線球磨
  • 独練での一線刻歩

対練の圧力はやはり格別です。そして、一線球磨がまがりなりにも形になって稽古できたのは、少なからずジーンと来るものがあります。独練と対練は練功の両翼。焦らずに参りましょう!

一線のアーチと、刻歩。

総勢7名での稽古でした。一線でのアーチ作りと刻歩による一線基準の稽古でした。

  • 合足でのアーチ作り
  • 合足での一線歩行(木刀を構えつつ)
  • 一重身での刻歩
  • 木刀を身体に沿わせた状態での一重身刻歩
  • 一線を挟んだ鏡面性の意識を共有(研究課題として)

一線は刀禅の最も大切な基準のひとつです。次回からは対練も交えつつ、引き続き丁寧に練っていきましょう。

一線を形作る基準を、ひとつずつ。

総勢6名での稽古でした。前回の続きというわけではありませんが、一線を形作る基準を練りました。

  • 一線でのアーチ作り
  • アーチをキープしながら後ろ足内部でのたわみの移動(なんと表現したらよいのか。。)
  • 一線の時に作られる直角三角形(背中側頂点)を確認しながら木刀垂直での刻歩
  • 前面に作られる直角三角形の頂点二カ所の確認
  • アーチと3点を一線上にキープしつつ一線歩行
  • 木刀を直角三角形の辺に付け、手を頂点に添えて一線歩行(順・逆)
  • 身体に付けた木刀をそのまま前に離して、木刀での一線歩行(順・逆)

要するに一線歩行なのですが、ちょっと要素を詰め込みすぎたかも知れません。ここに対練を入れるともう少し実感が湧くと思います。次回以降の課題にしましょう。予定通りであれば、来週から稽古時間が19:00からに戻ります。このまま順調に行きますように!

合足の一線歩行から、刻歩へ。

総勢5名での稽古でした。刀禅の伝統的な稽古法に合足での一線歩行がありますが、この歩法をアーチ構造を整えながら行うと実に密度の高い練功になります。今日はここからはじめて、腕振りを交えながら刻歩に繋げました。

  • 合足での一線歩行(木刀を持ちながら)
  • アーチ構造の確認
  • アーチ構造を意識しながら合足一線歩行(木刀はずらした合掌で)
  • レの字立ちで腕振り
  • レの字立ちでのアーチ構造を確認しつつ、刻歩

一連の動作を追えた後は木刀が軽く感じたという感想をいただきました。下盤のアーチが連携した効果だと思います。理屈は十分に検証できたと思うので、色々な角度から身体に染み通らせて行きましょう。

新しい意識で、盤旋功を見直す。

総勢6名での稽古でした。アーチ構造の作り方が大分こなれてきたので、一線での順逆を見据えて盤旋功で練りました。

  • アーチをキープしつつ盤旋功
  • 木刀を緩く前にキープしつつ盤旋功
  • 難しかったので、合掌での盤旋功
  • 盤旋を伴いつつ、木刀水平上げ下げ
  • 「利他練功」を盤旋の左右の角度で

アーチ作りの意識は、これまで意識してきた基準性を包括的に強化してくれるように感じています。新しい意識で、昔の稽古を見直して見るのも面白かも知れませんね。

アーチの意識で、対人稽古を深める。

総勢6名での稽古でした。引き続き、最近集中的に練っている基盤から下のアーチを練りました。

  • 合足でアーチを作り、木刀水平の上下動
  • 対練で、手でかけた微少圧力をアーチで受け止める
  • 合足で木刀を合わせ、お互いにアーチを使って前後に動かす(利他練功 by Hさん)
  • 一線でのアーチの作り方を分析
  • 一線でのアーチをキープしたままで一線歩行

アーチの原理がまとまってから、対練の密度が高くなりました。単純な稽古に膨大な情報が詰め込める刀禅の醍醐味を益々強く味わえている気がします。楽しいことです。

木刀の重さを、アーチで支える。

総勢5名での稽古でした。先週に引き続き、基盤から下のアーチを練りました。

  • 合足での最大アーチで、水平の木刀を上下に
  • 一線立ちでのアーチ構造の分析
  • アーチ構造を保ったままで刻歩
  • 一線内で、基盤のアーチを使って、片手で木刀を上げ下げ
  • 二刀持ちで同じく木刀上げ下げ

対練はできませんでしたが、木刀の重さをアーチで支えられる事は伝わったと思います。これは非常に汎用性が高いので、引き続き形を変えつつ続けて行きたいと思います。

下半身のアーチを、動きの中で保つ。

総勢7名での稽古でした。先週に引き続き水平基準の稽古でしたが、今日はT館長のところでの稽古に触発されて、基盤から下のアーチ構造を特に強調しました

  • アーチ構造の分析と最大アーチの模索
  • 最大アーチを維持したまま腕振り・武者振り
  • 木刀水平で前後の圧変化(アーチを意識しつつ)
  • 定歩の二線立ちで、ペアで水平押し引き(圧を全てアーチ構造に落とす意識で)
  • 木刀水平を維持したまま、くの字立ちでペアで前後歩行
  • アーチを維持しての合掌功

いつも言われている事ですが、圧の出どころは踵への圧着を起点とした正しいアーチ構造です。今回の稽古で、そこを集中的かつ効果的に練り込むやり方が見えて来た気がします。研究して参りましょう。

水平の基準を、相手と確かめる。

総勢6名での稽古でした。対練での練り合いにより実りをもたらすべく、少し前に強調していた肋骨周辺の水平基準を改めて強調しました。

  • 二線立ちで木刀の水平上げ下げ(木刀真後ろの背中を意識しつつ)
  • 同じ動きをペアで
  • 一線立ちでペアで水平上げ下げ
  • 水平基準を保ちながら打拳での一線歩行

対練メインでなかなか濃厚な稽古になりました。基準を明確にすることで強い弱いとは別次元の対練になるのが刀禅の尊いところです。この練り合いは続けて行きましょう。

暮れゆく公園で、初めての外稽古。

今日は総勢5名。日吉稽古初の外稽古でした。暮れゆく公園で黙々と対練。刀禅の原点に思えます。あまり決まったメニューはありませんでしたが、

  • 二線球磨
  • 一線球磨
  • 一線の刻み足
  • 掛け掌

などなど。言葉ではなく身体で練り込む時間はとても大事です。言葉は最後に自分の中から出てくるものですので。

体重移動から、圧の中で基準を守る稽古へ。

初参加のKさんを交えて総勢8名で稽古しました。初めての方がいたので基本的な基準に戻り、二線の体重移動をベースに稽古しました。途中で腕回しを挟んで上体と下盤の繋がりを明確にし、打拳の対練に繋げました。

  • 最もシンプルな二線の体重移動
  • 木刀合掌を加えて二線の体重移動
  • 両腕回し
  • 下盤との繋がりを意識しながらもう一度二線の体重移動
  • くの字立ちで打拳での前後体重移動

今回、木刀も含んだ上体を浮かせることを強調して、そのための身体の整え方をいくつか提案しました。とは言え、全部がフワフワでは意味がありません。浮遊性を得るには遊びの少ない下半身のアーチが不可欠で、うまく行かないときはそちらを優先した方が伸び代が大きいように思います。

また、対練では、強い圧をかけることよりも、圧がある中でも基準を満たし続けることを強調しました。物足りなく感じるかも知れませんが、これは本当に身体を育ててくれます。(まあ、たまには強い圧も楽しいですが。)このあたりは焦らずに行きましょう。

なお、Sさん考案の「魔女っ子練功」は結構汎用性があるような気がしています。もちろん検証はこれからですが、研究のし甲斐があります。ありがとうございます(^^)!

相手の力を、踵につなげる。

総勢6名での稽古。遠方よりFさんが初めて参加して下さいました。最近の腕回しの要点と一緒に、肋骨弓の上と下の意識、踵が起点となる腕の動きを強調しました。

  • 腕パタパタ(腕の付け根と腕の角度に気をつけながら)
  • 木刀を使った速習
  • 対角線の踵を意識しながら同じ動き
  • 両腕の水平上げ下げ
  • 一線の拳で対練(圧力変化のみで)

最後の対練は、拳は動かさず、生じた圧を身体の後ろ側で漏らさずに受け止めて踵と繋げるのが肝要です。対練は、身体の基準を丁寧に整えながら行うと効果的です。相手の力量に依らずにお互いの身体を育てて行ける稽古は格別です。焦らずに整えて参りましょう。

腕回しから、一線の打拳へ。

総勢5名での稽古でした。最近集中的にやっている腕回しに速習法を見つけたのでその効果を確認し、腕と身体の関係を整え、一線の丁寧な打拳につなげました。

  • 速習腕回し
  • 木刀の補助なしでの腕回し。可能なら遠心力を整えて。
  • 腕回しの要訣を守りながら水平上げ
  • 一線の両手持ちで木刀上げ
  • 一線の打拳対練

対練では、腕が基盤に乗っている状態を保ち続けることを強調しました。頼りない感覚ですが、経験上、この方が育つものが多いです。ここに来て、対練での意識の密度が上がってきたように感じます。この調子で参りましょう!

綱島での初稽古。腕と身体をつなぐ。

総勢6名での稽古。綱島の会場を初めて使いました。例によって腕回しからの展開ですが、腕回しと言いつつ腕は使わない仕組みを中心に解説しました。これによって腕が純粋に力の経路になりやすくなる気がします。その応用として一線の打拳に繋げました。

  • 四十肩の腕回し(肩の根本の角度に気をつけつつ)
  • 逆に指先を立てた木刀の先に固定して、肩の角度の基準を守りつつ前後に歩む(上の動きのネガポジ反転)
  • 木刀を垂直に持ち、左右で持ち替えつつ四十肩の腕回し
  • 両手で木刀を垂直にキープしたまま、左右の一線を転換。この時、肩の角度はキープ。
  • 肩の角度に気をつけながら打拳の一線。力が肩で止まらずに腰の後ろに直接届くことを確認

一線の打拳は、ともすると肩で止まりやすく、そうすると本来やりたい稽古の効果が薄くなってしまいます。今回強調した基準を守ると、色々な力が直接身体の中心に届くので、密度の高い身体を練りやすくなります。何より、強い弱いの稽古から脱しやすくなるのが一番の効用に思います。この基準は折に触れて戻ってきましょう。

腕回しの意識を、対人稽古へ。

年度末のこの日は総勢4人での稽古でした。前回の腕回しが非常に効果が高かったので、今回もそこから始めました。

  • 同じ要領で木刀を持って上げ下げ。
  • 同じ要領で上げた木刀を左右45度に移動
  • 片手で木刀をぶら下げ、もう片方の腕で四十肩の腕回し
  • 一線立ちで同じ要領で上げ、腕の浮遊感を保つことに集中しながら対練の一線球磨
  • 腕回しの要領で片手を上げ、腕の浮遊感を保つことに集中しながら打拳の一線

腕回しの要訣を守ることで肩がなくなります。結果として、対練の圧が身体の深いところに直接届きます。そこから得られる身体の調整フィードバックには凄まじいものがあります。非常に可能性を感じるので、この流れはもうしばらく続けてみましょう。

身体で腕を「運ぶ」。

緊急事態宣言が明けて、久しぶりのMさん、Nさんを迎えて、総勢8名で稽古しました。思うところあって腕振りに戻りました。と言っても、丁寧な腕振りに終始。肩に反応が起こらない経路を利用して、骨盤と肋骨弓のあたりを使って腕を「運ぶ」動作を身体に染みこませました。

  • 身体の横を徹して腕回し
  • 胸骨の付け根から動かす意識を強調
  • 木刀を軽く持ち、同じ経路で木刀を運ぶ
  • 両腕を体側から横方向に水平まで上げ、前に運び、下に下ろす動作。片腕で行った角度を両腕でも維持
  • 今度は、体側から横方向でなく真っ直ぐ上向きに上げ、前に運び、下に下ろす。
  • 木刀を水平に持って同じ動き
  • 円運動の縦の半径を小さくした極限としての木刀の水平移動
  • 円運動の半径を小さくした極限で木刀を静止させ、回転の内動を利用した歩行

最後に何気なく腕を回しましたが、肩を経由しない動きが自然にできていました。ここに肘の意識や踵への連携が入ると面白い独り稽古ができるのですが、それはまた別の機会に。この延長で、前回までやっていたような一線や二線の対練に繋げたいと思います。肩が邪魔をしない対練ができれば、稽古の幅がグンと広がります。楽しみです。

肝稽古ができないのが口惜しい。。

手と指の張りから、力の経路を整える。

この日はKさんが初参加してくださり、総勢8名で稽古しました。また、Fさんがヒモトレアイテム「枝豆ちゃん」をたくさん作ってきて下さいました。指と掌を整える補助アイテムとして大変良いものです(^^)。最近の本部での稽古からいくつもヒントをいただいたので、手探りながら、日吉でやっている基礎稽古に反映させてみました。

  • 木刀の水平を維持したまま上げ下げ。指と掌の張りをキープ。
  • 肩幅立ちで木刀を垂直にキープし、二線体重移動。指と掌の張りをキープ。
  • それを対練で。中指を合わせた状態で二線球磨
  • 同じく木刀は垂直で一線歩行。指と掌の張りをキープ。
  • 中指合わせで一線歩行の対練
  • 指を拳にして一線歩行の対練

ポイントは、

  • アーチを保ちつつ肘を垂れさせること
  • 真っ直ぐに張った指と掌をキープすること
  • 骨盤水平と踵への圧もキープすること
  • 肋骨弓から上は力の経路であることを徹底すること

です。最後に拳でやったときに、力の経路が整っている限り、腕や肩の滞りを起こさなくても立てることが伝わったと思います。とは言え、別に特別なことをやったわけではなく、いつもの基準を別の角度から見ているだけというのが大事なのだと思います。

焦らずに練って参りましょう。

歩法と、身体を整えるための圧力。

この日は総勢6名で稽古しました。最近一線を続けてきましたが、その延長で今日は歩法に集中しました。

  • 木刀を垂直に持っての一線歩行
  • それを相対して
  • 木刀を共有しながら同じ歩行
  • 中指合わせでの一線歩行

一線の歩法は、基準を確認しながら丁寧に身体に染み込ませるのが近道です。特に対連で得られる圧力は大変重要なので、勝ち負けではなく、身体を整える方向に使って参りましょう。なお、Sさんが非常に良く整っていました。この変化に立ち会えるのが稽古の醍醐味です(^^)。

道具を通して、盤旋功を深める。

この日は総勢7名で稽古しました。久しぶりの方がいたので、最近の数回の稽古で積み上げたことを踏まえて、基本的な部分に戻りました。

  • (前回と同様)木刀合掌で、壁に背をつけ、壁の圧を利用しながら木刀を前後に滑らかに動かす。
  • 木刀合掌を一線内にキープしたままで盤旋功
  • 剣先で一線をポイントしたままで盤旋功
  • 木刀を片手の指先で摘んでぶら下げた状態で盤旋功
  • 木刀片手持ちで盤旋功
  • 木刀片手持ち。盤旋功と同時にもう片手を合掌功の要領で動かして手を入れ替える

しつこいくらい盤旋功をやりましたが、木刀の助けを借りることで精度が上がり、精度が上がることで道具を持たない時の動きにも深みが出ることを感じてもらえたら嬉しいです。今回練った力のルートは、外からの圧力があるとまた違った味わいが出てきますので、徐々に対練を織り交ぜて行きたいと思います。

来週には緊急事態宣言が明けていることを願いましょう。

外に見える動きと、内側の動き。

この日は総勢6名で稽古しました。今日もテーマは一線です。私が刀禅を始めたとき、一番最初に教わった合足での歩法を題材にしました。

  • 木刀合掌で、壁に背をつけ、壁の圧を利用しながら木刀を前後に滑らかに動かす。
  • 今度は壁から背を離して同じことを。
  • 対連で前後運動中の圧力をキープ
  • 木刀を前に出すときに、それをそのまま送り出すように半歩移動する。
  • 前後だけでなく、楕円運動を加えながら、目に見える木刀の前後運動を小さくしていく
  • 内側の躍動性は残しつつ、外側の運動をゼロにする
  • 逆に、面性をキープしたまま躍動性を外に表現する

最後は少し遊びましたが、外に現れる運動が内動の顕れであることが身体でわかってもらえたら万々歳です。丁寧に積み重ねて参りましょう。

盤旋功から、一打三足へ。

この日は総勢7名で稽古しました。継続的に一線を練っています。今回は積極的に木刀の力を借りつつ、同じく一線をテーマにしました。

  • 盤旋功(木刀を骨盤にあてがいつつ)
  • 盤旋功+木刀の上下(四隅の正しさを確認するため)
  • 盤旋功で左右の一線を切り替え
  • 一打三足(左右の切り替え+刻歩)
  • 木刀を一線上に置いたままで一打三足

後ろ足の軸に自分をしっかり残したまま、路を通して一線を作る理屈が伝われば御の字です。このあたりは非常に重要なので、折に触れて立ち戻りつつ練って参りましょう。

刀を浮かせ、一線の基準を守る。

この日は総勢7名で稽古しました。先週に引き続き、刻歩で一線を練りました。

  • 一線の刻歩 片手木刀で一線をポイント
  • 一線の刻歩 空いている手も人差し指で一線をポイント
  • 木刀を一線面内で垂直に立てて刻歩
  • 片手での青岸(もどき)で刻歩

刀を浮かせておくことと四隅を維持することは密接に関連します。少しずつ体に染み通らせていければと思います。接触なしでも対練にすると基準の意識が明確になって良いですね。これも続けて行きましょう。

棒で指し示して、一線の「面」を知る。

この日は総勢6名で稽古しました。私の独り稽古中に一線面を稽古するための素朴なアイディアが浮かんだので、それを取り入れる形で刻歩と一線歩行を練りました。アイディア:一線歩行や刻歩で、進む線を棒でポイントする

  • 木刀で一線をポイントしつつの刻歩(木刀を持つ手を左右入れ替えつつ)
  • 同じ要訣で一線歩行
  • 木刀は面内、もう片方の手は一線面をポイントして一線歩行
  • 木刀を片手で青岸にしつつ、もう片方の手は一線面をポイントして一線歩行
  • 両手持ちの青岸で一線歩行

非常に即物的で単純なアイディアですが、Hさんが指摘して下さったように、線ではなくて面であるという意識を明確にするには良い稽古だったと思います。同時に、浮遊する刀の有り様や、一線面と四隅の関係にも気持ちが向いたのは思わぬ収穫でした。

一線は刀禅の大切な要訣です。これからも練っていきたいと思います。

刻歩を、じっくり身体に馴染ませる。

この日は総勢4名で稽古しました。緊急事態宣言の影響で会場が20時で締まってしまうため、開始を1時間早めています。最初の15分ほどはマンツーマンだったので、二線球磨の対練をしました。ひとりでは出来ているつもりになっていることでも、相手からの圧が加わると変わってきます。

目的を持った対練をじっくりやるのは本当に良い稽古です。続いて、前回からの引き続きで、木刀を捧げ持った刻歩で練りました。

  • 動かず、前後に体重を移動するだけの刻歩。両踵間のU字を意識。
  • 同じく、動かない刻歩。今度は腰と刀の間の圧力を維持することを意識。
  • 少しずつ前後に移動する刻歩。U字と圧力は同じ意識のふたつの顕れであることを説明。
  • 相対して刻歩。相手が前にいても背中の意識を外さない
  • 刻歩の意識を残したまま一線の歩み

最後は一線で歩みましたが、刻歩の意識が残っていると大変濃厚です。この意識はとにかくじっくりと身体に染みこませるしかないものなので、緊急事態宣言を良い機会と捉え、じっくりと練りましょう(^^)。

指先まで意識を通す、稽古初め。

2021年の日吉の稽古初めは総勢5名で稽古しました。踵に徹すのはいつものことですが、小手先侮ることなかれ、案外忘れがちなのが指先の意識です。合掌功からはじめて、腕振り、刻みで関連を確認しました。ついでに、関連した発勁動作で遊んで全体を整えた後で腕振りに戻りました。

  • 合掌功
  • 腕振り(指先を確認しながらかなりゆっくり)
  • 腕振り+腕の纏絲
  • 一線で腕振り(左右の体側+中墨)
  • 木刀を捧げ持っての刻み(後ろ足に溜めるときに木刀の位置が動かないように。これで懐が出来る)
  • 対練で発
  • 再び腕振り

一通りやったあとだと、腕振り動作の深みが増すのがわかると思います。意識できる箇所が増えた証拠です。今年もこんな調子でやって参りましょう。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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